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症状
認知症の症状は、中心となる中核症状と、それに伴って起こる周辺症状に分けることができます。
【中核症状】
脳の神経細胞が破壊されることによって、直接おこる症状。根本的および確実な治療は現在のところない。
●記憶障害・・・物忘れがひどくなって、物事を記憶するのが困難になる。
●見当識障害・・・日時や場所、人がわからなくなる。
●判断力の低下・・・理解力が低下して、筋道を立てて物事を考えることができなくなる。
【周辺症状】
ある程度の薬物療法の効果が期待できる。病気の進行より環境が大きなウエイトを占めており、介護の仕方によっては症状が改善する場合もある。
●せん妄・・・夜中に突然そわそわしだして、興奮して動き回る。
●幻覚・妄想・・・あるはずのないものが、見えたり聞こえたりする。
●抑うつ・・・意欲の低下や思考の障害など、うつ病のような症状があらわれる。
●徘徊・・・正しい場所の認知や判断ができなくなり、うろうろ歩きまわる。
●不眠・・・認知症の進行とともに、夜間の不眠や日中のうたた寝が増加する。
●暴力・・・些細なことで怒りだして暴力をふるう。
●異食・・・食べ物でないものを口に入れてしまう。
●弄便・・・便を便として認識できず、なめたり丸めたりして遊ぶ。
●日常生活能力の低下・・・食事や排泄、入浴、着替えなど日常生活を送る上での基本的なことができなくなる。
●歩行障害・・・体が弱って動きも悪くなり、一人での歩行が困難になる。
●嚥下障害・・・食べ物の飲み込みが悪くなったり、むせたりする。
●膀胱直腸障害・・・尿や便が出にくくなったり、失禁したりする。